江戸堀印刷所

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プラテン印刷機

江戸堀印刷所では、通りがかりの方にも間近で見ていただけるように、
窓側から一番近い場所に活版印刷機を置いています。

これは1960年代につくられたハイデルベルグ社の「プラテン」という西ドイツ製の活版印刷機で、現在はもう生産されていません。
ハイデルベルグ社はドイツ老舗印刷機メーカーで、今でも大きなオフセット印刷機をつくっている業界では有名な企業です。

江戸堀のプラテンは展示しているだけではありません!
実際に活版印刷の注文をいただければ、この場所でガンガン動かして印刷しています。動いている時はもちろん外からも覗いてもらえますし、自分の印刷物が刷られているところも立ち会って見ていただけます。

活版印刷は、凹みや手触り感が出るのが醍醐味で、オフセットでは印刷できないコースター等の1mm程の厚紙にも印刷できます。
そしてこのT型プラテンはA4サイズ位まで印刷可能なので、名刺、カードの他にも小冊子の表紙だけ活版印刷ということもでき、オフセットやピンクマスター印刷との組み合わせもできます。(ピンクマスター印刷については、また別の記事でご案内します!)

プラテンは印刷だけではなく、“型抜き”に使用される場合もあります。
(江戸堀では印刷専用です)

ちなみに関西では“型抜き”のことを「トムソン抜き」と呼ぶことが多いのですが、関東では「ビク抜き」というそうです。
ビクは聞き慣れないのでへんな感じがします・・・
それぞれ、米・トムソンマシン社、独・ビクトリア印刷機が語源らしいのですが、適当に略した呼び方が定着してしまっているのが業界用語のおもしろさですね。

開いていれば、気軽に入ってきてください!

■プラテン印刷機 T型(ハイデルベルグ社製)

活版凸凹フェスタ2012

バタバタしていてお知らせが遅れましたが、、、

5月3日〜6日まで東京・上野にて開催される
活版凸凹フェスタ2012」に江戸堀印刷所も出展します!

なぜ東京でのイベントに?・・・といいますと、
主催している朗文堂さんが製造・販売されている印刷機Adana-21J
を購入させていただいたご縁で、はるばる大阪から出陣です。

今回は初の試みで、江戸堀印刷所オリジナル商品を開発し、
つくったものを展示販売します!
すべて自社内で職人たちが丹誠込めてつくった商品たちです。
実験的な要素も含まれてますので、みなさんの反応が楽しみです。
どんな商品が気になる方はぜひお越しください!

他の出展ブースも気になるものばかりなので、
また会期中の様子をご紹介していきます。

前日から準備のため東京入りしているのですが、
準備中に以前取材していただいたニフティの清水さんが
覗きにきてくれました。ありがとうございました。
清水さんはニフティが運営する地球のココロ のスタッフの方で、
この様子をFacebookに投稿していただいています。

ちなみに以前取材していただいた内容はコチラです。
http://chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-1536.html

super: に掲載いただきました

大阪で活動するクリエイターを応援している施設のメビック扇町
発行するフリーペーパー「SUPER:」006号に掲載いただきました。

私も以前からこのフリーペーパーはよく拝見していて
無料なのに見応えのあるおしゃれな新聞やな〜と思ってました。
大阪市経済局の委託でつくられてるらしいので、
大阪市長が橋下さんになってから、どうにかならないか心配してます。
一般市民がもっと文化や芸術方面にも関心を持つようになればいいですね。

特集になっているスタンダードブックストアさんも
楽しい本屋さんでよく利用させてもらってます。
おすすめなので、行ったことのない方はぜひ行ってみてください!

■SUPER: 006 (2012年3月29日発行)/Super: 10