江戸堀印刷所

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Osteria La Cicerchia(オステリア・ラ・チチェルキア)

もう8月も終わりですね。
気がつけば蝉の声に変わり、秋の虫の声が聴こえてくるようになりました。
夕立の後の涼しさが気持ちいい今日この頃です。

暑さも柔らぎ、そろそろ食欲がわいてくる頃ではないでしょうか。
そこでちょっと穴場のお店紹介です。

■Osteria La Cicerchia/オステリア・ラ・チチェルキア
 (西区京町堀2-3-4-303 tel.06-6441-0731)

ここ江戸堀印刷所からも近く、なにわ筋を挟んで西側の京町堀2丁目にあります。
女性オーナーシェフの連(むらじ)さんがおひとりで切り盛りされていて、
カウンターとテーブル席が1つのこじんまりとしたステキなお店です。

ご近所ということで、 ショップカードやお名刺などの印刷をご依頼いただきました。
イラストはイタリアのご友人が描かれたとのこと。
温かみがあってとてもステキです。
上のショップカードはピンクマスター印刷、
下のお名刺は深緑色のインクで活版印刷しています。

ここは、イタリアのマルケ料理を専門にされているリストランテ。
ヴェネチアの下の方にあるマルケ州の存在を、私は今回初めて知りました。
店名の「チチェルキア」は、マルケで採れる豆の名前とのこと。
現地で修行もされていて、マルケには格別の思い入れがある連さんが作る郷土料理は、
どれも丁寧に作られていて優しいお味がします。

オープン初日(5/15)、開店前の連(むらじ)さん。
とてもキュートなのに、テキパキと料理をされている姿はかっこよく、
シニアソムリエの資格も持っておられワインもおまかせできます。

気になるメニューの数々。
食いしん坊の私は全部食べたくなりました。

連さんお手製の手打ち麺もおいしかったです!
とうもろこしを練り込んだポレンタというパスタも、なかなか味わえないイタリア料理です。
「肉詰めオリーヴのフリット」は感動ものでした。
女性おひとりさまでも、フラッと飲んで帰れるようなあたたかいお店です。
もちろんおじさまも癒されると思うので、ぜひ行ってみてください。
 

シルクとカッパン2

昨日(8/19)、少し前に紹介しました「シルクとカッパン」展を
京都・三条富小路のギャラリー「H2O」まで観に行ってきました。
(8/26まで開催中です)

涼しげな暖簾に導かれ小径を入っていくと、奥にギャラリーがあります。

印刷がわからない方にも興味を持ってもらえそうな、
シルクとカッパンそれぞれの良さが伝わる展示でした。
カッパンは素朴な質感がいいところだと思いますが、
シルクの鮮やかな多色刷りの美しさにも見入ってしまいました。

渡邊さんの作品で使われてたシルクの発泡インクもおもしろく、
うまく作品に活かしてはるな〜と感心しました。
わからないことは、会場にいる作家さんが親切に説明してくれます。

自分自身でつくって発表するだけでなく、今回のように
「作家×○○」というテーマをもって「何かと掛けて相乗効果を楽しんでいく」企画に
これからも挑戦していくと、主催者のすずきさんからお話を聞きました。
作り手側にも新しい発見があったり、新しい出会いもあったりで、
いろんな可能性が広がっていきそうですね。

▼シルク版

▼亜鉛版(カッパン用)

ちなみに、行く前に三条御幸町にあるタイ料理「三条パクチー」でランチ。
全部入り!みたいな盛りだくさんのセットを頼んで、いろいろ楽しめました。
どれもおいしすぎで、おなかハチ切れそうでした〜
これで980円!

お盆休みのお知らせ

残暑お見舞い申し上げます。

申し遅れましたが、
8月13日(月)〜15日(水)は
お盆休みをいただいております。

オリンピックも終わり、なんだか少しさみしい気分ですが
たくさんのパワーをもらえました。

今回オリンピックで印象的だったのは、
個人よりも団体で力を発揮していた日本のチームワーク力ですね。
特に卓球や水泳など、個人では勝てない相手にも総合力では
勝ってしまう「絆パワー」に感動!

日本人ならではの特性でしょうか。
メダルうんぬんより、そんなところで涙してしまいました。

シルクとカッパン

京都・三条富小路のギャラリー「H2O」で開催される企画展に、
江戸堀印刷所として協力させていただくことになりました。
昨年末に同ギャラリーにて開催されていた「三条富小路書店
というイベントを覗かせていただいたご縁で声をかけていただきました。

会期はお盆明けの8月18日(土)〜26日(日)、
18名の作家さんたちが、ご自身の作品をシルク印刷か活版印刷かを
選んで印刷したものを展示するという企画です。

このうちの10名分を「カッパン」部門担当として印刷しました。
作品データから凸版(金属版)を作成してから活版印刷機で印刷するのですが、
細かい線画部分や、鉛筆描きの表現などをいかに活版印刷で表現していくかを
各作家さんたちと相談しながら進めていきました。

そして印刷は皆さんに立ち会いに来てもらうことができました。
個々にこだわる視点や見方も作風も違うので、
印刷する側も意向を聞きながらより慎重になります。
印刷の仕上がりをその場で確認してから、
濃度をあげたい、圧を強くしてほしい、等のご要望にお応えしながら
それぞれに個性のある作品ができあがっていきました。

普段はシルクでやっているけれど初めて活版でやってみた、
という作家さんもおられました。
同じ作品でも、紙とインクが違うだけで別の作品に見えるところがおもしろいです。
実際に作品が刷られていく様子に目を輝かせているのを目の当たりにすると、
私たちも嬉しくなってきます。
会場ではどうやって展示されるのか楽しみです。

このようなイラストやコラージュ的な作品を活版印刷するという
初の試みにもトライすることができ、活版印刷の可能性が広がりました。
ありがとうございます。

この期間に京都に遊びに行くことがあれば、ぜひ覗いてみてください!

[シルクとカッパン]
  −18 artists meet the printing−

8月18日(土)〜26日(日) ※(月)休
12:00〜19:00 (最終日17:00まで)

GALERIE H2O
京都市中京区富小路三条上ル
075-213-3783

フライヤーはピンクマスター印刷ですが、
特別版として「シルクとカッパン」のタイトルまわりのベタ部分を
それぞれ「シルク」と「カッパン」で印刷したものもあります。
シルクと活版印刷のコラボは、とても楽しい試みでした。
<主催者より>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
近頃「印刷」がインクジェットプリンターやオンラインで気軽にオーダーできるオンデマンド印刷の普及で以前よりも身近に、より気軽になりました。いろいろな種類の印刷が手頃に感じる反面、専門的な印刷の知識や特別な道具、機械が必要なのでちょっとハードルが高くみえるのが今回紹介するシルクスクリーンと活版印刷です。
今回はこの印刷を専門にしている2つの工房(活版印刷:江戸堀印刷所、シルクスクリーン:POPCORN PRINT CLUB)の協力のもと、作家達が作品を印刷して販売します。
また、会場では専門的な知識がなくても、この2つの印刷を使ってみたい!という方々にお気軽に印刷が頼める様にわかりやすい印刷プランのご提案もいたします。
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