2012.10.11.にこちらのBlogでご紹介しました
江戸堀印刷所オリジナルマッチをご覧になられて、
“活版印刷でマッチを作りたい”というご相談をいただきました。
活版マッチのサンプルを制作してから初のご依頼だったので
ようやくカタチにできることが嬉しく、
ワクワクしながら送られてくるデザインを待ちました。
加工は神戸マッチさんでお願いしているので、
まずはご希望の紙がマッチ加工で使えるかどうか、
どのような形で印刷してお渡しすればよいか、等を相談しながら進めました。
マッチ箱の種類によって大きさが違い、
印刷の付け合せ方も変わるので、その都度調整していきます。
今回は3丁付けで印刷することになり、2回通しで合計6種類の絵柄で印刷。
江戸堀オリジナルマッチは「小平型」といって、
旅館によく置いてある小さめのサイズなのですが、
今回は「並型」と呼ばれるマッチメーカーの有標マッチに使われている型です。
紙は、気包紙Uディープラフの一番厚め295kgを使用。
(最近こちらでご紹介している紙は偶然にも気包紙が続いています)
東京からのご依頼のため、実際の刷り出しは見ていただけなかったのですが
できるだけ印圧は強くしてほしいとのご希望だけお聞きして
おまかせいただきました。
繊細な線画デザインでしたが、細かい部分も表現され
手触り感のあるいい仕上がりになりました。
平面から立体のマッチになると、これまたテンションがあがります!
マッチは使わなくても置いておくだけでかわいいですよね。 こちらはノベルティで作られたため、残念ながら販売はされないのですが、サンプルは江戸堀印刷所にも置いていますので、 ご覧になられたい方はぜひお越しください!
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size : 56×23×7mm
print : 1/0(活版)
paper : 気包紙U ディープラフL295kg
color : K100
(ono)