江戸堀印刷所

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近代製紙業発祥の地!

先日、京阪中之島駅から江戸堀に向かう道中で、リーガロイヤルホテルとグランキューブ大阪の間を歩いていると、「近代製紙業発祥の地」と刻まれた石碑を発見!
え?こんなところに?!という場所です。

「この地は、明治八年(1875)に日本ではじめて洋紙がつくられた場所です」と記されていました。こんな近くに印刷には欠かせない洋紙の発祥の地があるなんて意外や意外。
「大阪の商人平野屋五兵衛(ひらのやごへえ)がイギリスから洋紙をつくる機械を買ったことがきっかけとなりました」とあったので、平野屋五兵衛をググると、朝ドラの「あさが来た」に登場した天王寺屋とならび、大坂の有力両替商だったとのこと。
江戸時代の中之島周辺は、各藩の蔵屋敷があったことで有名です。ここ江戸堀も江戸時代は「江戸堀川」が流れ、物流の中心地となっていたのですが、昭和30年には埋め立てられました。地名はその名残りです。
「あさが来た」も中之島界隈の物語だったので馴染み深く見ていたのですが、11/5放送の「ブラタモリ」を見ていたら、なんとあのタモさんが江戸堀に!!
ここでも「堀」の痕跡が紹介されていたのですが、密かにタモリファンなので、思わずテンションがあがってしまいました。こんなに近くに来ていたなんて。。一目お会いしたかったです。

【TYPOGRAPHY 10】にロゴが掲載されました

タイポグラフィにまつわるデザイン、技法、情報を紹介するシリーズ書籍「TYPOGRAPHY 」(グラフィック社)の最新刊(2016年11月刊行)に、江戸堀印刷所のロゴが掲載されました。
ご縁があり、TAKAIYAMA inc.の山野さんにデザインしていただいた大好きなロゴです。
特集「日本語のロゴとタイトル」の中で、“注目する10組のデザイナーが手がけたロゴとタイトル文字“内のTAKAIYAMA inc.さん紹介ベージに取り上げていただいています。

この江戸堀という街に自然となじむような、古くもなく新しくもない心地のいいデザインが気に入っています。真ん中の「印」という文字は、印刷の「印」でもあるのですが、Edobori Printing の頭文字をとって「EP」とも読めます。この隠し文字に気づいてもらえたらうれしいです。
このロゴの佇まいに寄り添っていけるような、遊び心のある印刷所でありたいと思います。

あけましておめでとうございます

遅ればせながら、、、
あけましておめでとうございます。

早いもので5周年を迎える年になりました。
何か記念になることができたらいいなと思っております。
本年もよろしくお願いいたします。

 

 

かるた市:レポート

ご報告が遅くなりました。
5月9日に開催されたハグルマ封筒さん主催「かるた市」は大盛況で、出店参加した江戸堀スタッフも大いに楽しんできました。
当日はあいにくの雨模様。でも途中からは雨もあがり、予想を上回るたくさんの来場者が押し寄せ、ハグルマさんの人気ぶりに便乗させていただくことができました。

いろんなワークショップや工場見学も大人気でどの回もすぐ満員に。戻ってこられた参加者はみんな満足そうな笑顔。機械の音と現場の臨場感、そしてやっぱり作る過程が見れるのは、子供でも大人でもワクワクしてしまうものですね。

江戸堀印刷所のブースでは、印刷の楽しさを少しでも味わってもらえるように、簡単ながら活版印刷の体験、活字探し等のコーナーも設けました。今回は「かるたいち」という活字を組んでセットしたものに紙を選んで押してもらうだけの体験になりましたが、一生懸命押してくれる子供たちの姿にも癒され、あっという間に楽しい時間が過ぎました。
ノートやメモ帳、今回新たに作った活版シールや顔テープ等もお子様連れの方に好評をいただきました。お立ち寄りいただいたみなさん、ありがとうございました!
ハグルマ封筒の従業員のみなさんも素敵な笑顔があふれ、社長さんを含め改めていい会社だなと思いました。

マレーシアの活版工房 The Alphabet Press

今月13日のことですが、マレーシアから来たという6名の若者たちの訪問がありました。
お話を聞くと、自国マレーシアで活版印刷をされているとのことで、
The Alphabet Press]というとてもかっこいい工房の方たちでした。
活版印刷はメルボルンで修業をされたそうで(と言っておられたと思います)
いただいた名刺はデザインも印刷も美しく素敵でした。

マレーシアでも若い世代の方に活版印刷が見直されてきているんですね。
台湾の日星鑄字行さんは有名ですが、マレーシアの活版印刷は初耳でした。
皆さんとても礼儀正しく爽やかな方々で、笑顔がとても素敵でした。
私があまり英語が話せず、もっといろいろお聞きしたかったのですがうまく伝えられなくて残念でした。
こんな小さな工房にわざわざ立ち寄っていただいて嬉しかったです。
The Alphabet Pressの皆さん、ありがとうございました!

あと2日となりました

開催中の「活版 紙もの市」は今週末の土日で終了します。
江戸堀印刷所の紹介、活版の金属版や印刷物の展示、
オリジナルステーショナリーの販売を行っています。

会場となる古本屋 FOLKさんとのコラボで新しくつくった
スケジュール手帳ノートも、ぜひ手に取ってご覧いただきたいです。
読んだ本や雑誌の情報を書き込める、本のアイコン入りスペースが付いていて、
本好きにはおすすめの手帳です。
もちろん表紙は活版印刷です。


ちょっと遊べる企画として、
「活字ワンコイン詰め放題」コーナーも設けています。
江戸堀印刷所オリジナルマッチ箱に、バラバラになって使わなくなってしまった活字を
入るだけ詰めてお持ち帰りいただけます。
ついつい夢中になって文字探しに没頭してしまう人が続出!?
宝探し気分で楽しんでください。

残り2日となってしまいましたが、ぜひ足をお運びください!

FOLK old bookstore & restaurant
541-0046
大阪市中央区平野町1-2-1 1F・B1F
TEL&FAX 06-7172-5980
営業時間
1F(飲食) 11:30-20:00
BF(物販)13:00-20:00
※日曜日はどちらも19:00CLOSE です。

ワークショップのご報告

22日に開催しました活版ミニワークショップは無事に終わりました。
ご参加いただいた8名のみなさん、ほんとうにありがとうございました!

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出てくるジョバンニが活字を拾うシーンに憧れて
活版印刷に興味を持っていただいた方もおられ、
そんなところからでも印刷に関心を持っていただけるとは、うれしい限りです。

今回は「ひらがな」の活字でご自分の名前を拾い、文字を組んだ後は
手動式活版印刷機(Adana-21J)でハガキや名刺カードに自分で印刷。

 

ひらがなの活字は50音順ではなく、いろは順に並んでいるのが時代を感じます。
なので、すんなりと見つけるのはなかなか難しいのですが、
みなさん目を凝らして一生懸命に文選(=活字を拾う)しておられました。
楽しんでいただけたようでよかったです!

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

年末は素敵なデザインの年賀状をたくさんご依頼いただき
作りながら楽しませていただきました。
ありがとうございました。

師走の忙しい中、年賀状を書くのはなかなか大変なのですが、
もらうとやっぱり嬉しいものです。
メールで済ましてしまわず、
年賀状をハガキで送る文化は残していきたいですね。

江戸堀印刷所のホームページも装い新たに
リニューアルいたしましたので、またご覧ください。

本年もよろしくお願いいたします。

(ono)

あけましておめでとうございます

新しい年を迎え、すでに半月が過ぎてしまいましたが(早い!)
あけましておめでとうございます。

皆さんはどのようなお正月休みを過ごされたでしょうか。
私はザ・寝正月で、年賀状はもともと元日に書いて出すものだったはず・・・
ということを言い訳に、自分の年賀状は年が明けてから書き始めるという
マイペースっぷりを発揮しておりました。
でもやっぱり年賀状はいいですね。
なかなか会えなくなった人のことを想ったり、想われたり・・・
手書きのひと言に微笑んでしまったり、凝った内容に感心してみたり。
手にとって家族とあーだこーだ言いながら友人のことを話すひと時もいいもんです。

年末には活版印刷で年賀状をつくりたいというご依頼もいただき、
多忙ながらも、多彩なデザインを目の当たりに楽しみながら作業してました。
届いた方にやさしい手触り感が伝わっていればいいなと思います。

江戸堀印刷所をスタートさせてから約1年が経ちました。
まだまだ振り返る時期ではないのですが、
この1年は、ご近所の方々や応援してくださる皆さんに支えていただきながら
細々とやってこれました。ありがとうございます。

皆さんからおもしろいデザインを持ってきていただけるので、
思いも寄らない表現が新たに生まれたり、、、
初めて挑戦できることもあったり、、、
こちらが勉強になることがほんとうにたくさんあります。
「デザインの力」×「印刷表現」で限りなく可能性が広がることを実感しています。

節目も大事ですが、これからも変わらず同じ空気感でいたいと思っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

外出中?

いつも前を通りがかる方は気になっているかもしれませんが、
「外出中です」という紙を貼っているときがあります。

いつもどっか行ってるやん!とツッコまれてるような気はしますが、
そんな時はさぼってお茶しにいっているわけではなく、
歩いて2〜3分の同じ江戸堀内にある本体の会社で仕事していることが多いです。
特にこの年末の時期はバタバタしてまして
アッチいったりコッチいったり、、、何かいろいろしてます。

ディスプレイのように置いてある活版印刷機はお飾りではなく、
今のところ週に1〜2日は動いています。

ということなので、
お越しいただく際は事前にメールかお電話にてご連絡いただけると助かります。
マジメにやってますのでお許しくださいませ。

基本は土日祝休みなのですが、今週の22日(土)は開けてます。
といっても、また「外出中」だったらスミマセン。。。

*年末年始は、12月29日〜1月6日までお休みさせていただきます。